チーズの魅力を知る
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チーズと私たちの出逢い
チーズと人類の出逢いは約8,000年前に遡ると考えられています。世界最古の文明発祥地の一つである、中東メソポタミアで牛や羊など哺乳動物の家畜化が始まり、南東アナトリア(現在のトルコ南東部)の遺跡からは、チーズを作っていた土器が発見されています。
真偽は不明ですが、チーズが初めてつくられた言い伝えに有名なお話があります。
アラビアの旅商人がラクダに乗って砂漠を横断中、乾燥した羊の胃袋で作った水筒に入れていた乳でのどの渇きを潤そうとしたところ、透明な液体と白い固形物に分かれており、のどの渇きと飢えが満たされたという逸話です。
中東から旅立ったチーズは、8,000年もの遥かな年月を経て世界中に広まり、今現在、私たちの食卓に上っていることを想像すると、とても神秘的なことです。
ナチュラルチーズとは?
ナチュラルチーズ
ミルクを凝固させ乳清を取り除いてつくったもの
プロセスチーズ
ナチュラルチーズを加工(加熱・混合・乳化)したもの
チーズには「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」があります。
ナチュラルチーズは、自然な状態で乳酸菌が活動しており、時間の経過とともに味と香りが変化する「菌が生きているチーズ」です。世界中に1,000種類以上のナチュラルチーズがあり、すぐに食べられるフレッシュタイプと、寝かせて食べる熟成タイプがあります。
プロセスチーズは、ナチュラルチーズを原料に、リン酸塩を加えて加熱・溶解させてから冷やし固めたチーズで、保存性と携帯性に優れています。スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで購入しやすい馴染み深いチーズですが、近年はナチュラルチーズの消費量が増え、著しい需要の伸びを見せています。
優れた栄養成分と機能性
チーズは美容と健康促進に
最適な食品
たんぱく質
たんぱく質を構成しているL-アミノ酸は、自然界に存在する500種類ほどの中のわずか20種類から成る化合物で、神経伝達物質、ビタミンや生理活性物質の前駆体、エネルギー源になっています。熟成チーズは、乳酸菌やたんぱく質分解酵素の働きにより、一部はアミノ酸にまで分解され、その吸収率は97%と、非常に消化吸収しやすい特徴があります。また、人間の体の中で作ることのできない必須アミノ酸9種類がバランスよく含まれます。
カルシウム
カルシウムは体内で最も多くを占めるミネラル分で、その99%は骨や歯の構成成分として存在し、残りは細胞分裂、血液凝固作用や、筋肉の収縮、神経興奮の抑制などに関与しています。乳のカルシウムは約40%が吸収され、小魚類の33%および野菜類の19%と比較して、かなり吸収率が高いのが特徴です。
脂質
乳脂肪を構成する主要な脂肪酸には、動物性脂肪の中でも非常に珍しいVFA(揮発性脂肪酸)が多く含まれています。揮発性脂肪酸はC(炭素)のつながりが6個以下と短く、一般的な脂肪酸である長鎖脂肪酸(Cが12個から14個以上)と比べると、体内でエネルギーになりやすく、蓄積されにくいのが特徴です。この脂肪酸は、肉や魚などの動物性脂肪にも、植物性脂肪にも含まれていないミルクならではの脂質を構成しています。
ビタミン
ビタミンC以外、ビタミンAやB2、B12、D、E、Kなどが含まれており、特に摂取しにくいB2の供給源として有用といわれています。ビタミンB2は脂質を燃焼させる効果があるため、エネルギー代謝を活性化する効果があります。
乳酸菌
プロセスチーズはナチュラルチーズを加熱し溶かして作るので生きた乳酸菌はいませんが(乳酸菌は死んでいても細胞壁の成分は壊れないので保健効果は残っています)、ナチュラルチーズは原料乳を加熱殺菌後、スターターとして使用するので乳酸菌が生きており、プロバイオティクス効果で腸内環境のバランスを整える働きがあります。
料理との相性が良くアレンジや
ペアリングが自由自在
例えばモッツァレラチーズ
モッツァレラチーズは熟成させないフレッシュチーズ
モッツァレラチーズは味にクセがなく、どんな食材とも馴染みやすく、そのまま食べるのはもちろん、焼いたり揚げたりと加熱して伸びる性質を楽しむなどさまざまな料理で味わえます。
生野菜と
加熱料理に
スープに
魚介類と
肉料理と
スイーツ・デザートに
Cheese Atelier Mozzao
チーズアトリエ モッツァオ
のモッツァレラチーズ
当工房のモッツァレラチーズは、宮城県産生乳を100%使用し、職人による手練りで一つひとつ丁寧につくっております。その弾力と、新鮮なミルクの風味を是非一度ご賞味ください。